介護事業において、ファクタリングサービスは非常にメリットの多いサービスです。ファクタリングサービスの最大のメリットといえる、早期の現金化ですが、多くの会社が5営業日以内に現金化してくれます。通常かかる期間よりかなり短縮することができるので、キャッシュフローを充実させられますし、貸借対照表上のオフバランス化をはかることができます。また、介護報酬債権の買取というのがファクタリングサービスの特徴なので、帳簿上も借入金ではなく、売掛の入金という扱いになります。
負債ではないので、貸借対照表も改善されて金融機関からの借入枠の拡大が期待できます。企業信用情報に傷をつけないというのは非常にメリットだといえます。このサービスの流れはとても簡単で、まずは申し込みをして、ファクタリング会社指定の審査書類を提出した後、審査が行われます。この審査はあまり厳しいものではないので気を楽にしていても良いです。
審査に通ると債権譲渡を結ぶ手続きをして、国保連に対して債権譲渡通知を行います。この手続きは基本的にこちらでは行いません。その後、介護報酬請求を行ってから5営業日から10営業日以内に何割かの支払いが行われます。金額は会社によってまちまちなので導入する際に比較する必要があります。
そして、国保連からファクタリング会社に介護報酬が支払われた後、残金が支払われます。それぞれの支払いにかかる日数や詳細に関しては会社によってかなり違いがあるので気になる点は全て確認するようにしてください。